企業の業務最適化をベストサポートする次世代のERPソリューション
導入事例
株式会社銚子丸 様
2019年3月27日
業務最適化を支援する
「Galileopt NX-Plus」の導入によって導かれる“攻めの経営”
BIやアドイン機能の活用できめ細かい経営資料も簡単に出力可能に
482名
飲食店チェーン経営
- 多くの店舗を抱え、財務・会計データの連携が必要だった
- 会計システムは基本的にデータの入力に使われるのみ
- 承認作業におけるミスを軽減し、紙のやり取りも削減したい
After:導入後の効果
- 店舗をはじめ全社で財務・会計データを連携し、作業を効率化
- BIを活用して実績を元にした詳細な経営資料が出力可能に
- ワークフローの導入によって確実な承認作業と紙の削減を実現
リプレイスの機会に将来を見据えて導入を検討
千葉県千葉市美浜区に本社を置き、東京近郊に数多くの回転寿司店「すし銚子丸」を展開する株式会社銚子丸。以前からミロク情報サービス(以下、MJS)の会計システムを利用していた同社は、保守期限の更新タイミングで、企業の業務最適化や経営情報の多面的な可視化をサポートする次世代ERPシステム「Galileopt NX-Plus」にリプレイスすることを決めた。その背景について、取締役管理本部長の仁科善生氏は次のように語る。
「『Galileopt NX-Plus』は以前のシステムよりできることは幅広くなりますが、かといってそれだけの機能を果たして現場で実際に使いこなせるだろうかという不安もありました。しかし、月次決算や予算管理をはじめ様々な業務において、優れた機能を有していることは明らかでした。将来的な、店舗のフランチャイズ展開などを視野に入れると、その際にもすぐに対応できるインフラを、今のタイミングで整備しておく必要があると感じたのです」
ちなみに、検討段階では他社システムへの移行という話も出たが、丸々違うシステムに乗り換えるリスクや、何より移行時もその後も全面的にMJSの手厚いサポートが受けられるという理由で、「Galileopt NX-Plus」一択となった。
勘定科目やコードを洗い出しワークフロー機能も追加
『Galileopt NX-Plus』を導入して財務・会計業務を効率化していくにあたり、設定のカスタマイズから稼働までを統括したのが、管理部次長で経理・財務担当の川村淳氏だ。
「弊社は店舗数が多いこともあり、店舗損益の管理会計上の数値を効率的に出したいと考えました。せっかく高度なことができる会計システムを使うのですから、各店舗に損益結果を分かりやすくアウトプットしたかったのです。また、監査対応という点において今後は帳票類を整理された状態で出したいとも考えました。そこで、既存のシステムの勘定科目体形を見直し、さらに店舗マスターや勘定科目マスター、それぞれに付随するコードなどをすべて見直しました」(川村氏)
また、伝票処理の効率化を目指してワークフロー機能を追加した。
「伝票承認はワークフローが使えるかどうかで、精度や効率がかなり違います。承認のフローを使えば、どの作業を誰がどのタイミングで行ない、どの数字が入っているかがすべてひと目で分かります。それまでは『いつの間にか数字が変わっていた』ということもよくありました」(川村氏)
手作業の仕訳がなくなり高度なデータ分析も実現
「Galileopt NX-Plus」に移行してからは、内部統制が強化され、様々な面で業務の効率化、経営の見える化などが進んでいる。
「仕訳入力のパターン化や、表計算ソフトにデータを入れてCSVに落とせば自動的に仕訳パターンにインポートできる機能などで、手作業の仕訳はほぼなくなりました。伝票承認も電子化してワークフローで行うため、ミスが激減し、扱う紙の量も圧倒的に減ったと思います。紙の管理や印刷にかかる、手間やコストも削減できました」(川村氏)
同社では、「Galileopt NX-Plus」導入のタイミングで、全社的に業務効率化を推進し、その効果を実感しているという。
「例えば、店舗のレジ処理を効率化して自動的にデータを本部へ送信できるようにするなど、これを機に様々な業務がWeb上で処理できるように改善しました。『Galileopt NX-Plus』の導入がきっかけとなり、会社・店舗全体で良い循環が生まれています」(仁科氏)
また、導入によって効果的な経営資料を、効率良くアウトプットできるように変化した。同社では、財務や販売などの各モジュールを横断して直感的な分析が可能なBI(ビジネス・インテリジェンス)機能やオプションのアドイン機能を活用している。
「BIを使えば、仕訳を収集してデータを作成し直すなどしてくれて、有用性の高いデータを出力できます。この使い勝手や柔軟性も魅力だと感じています」(川村氏)
仁科氏も、その良さを次のように話す。
「以前のMJS製品は、単に正確な会計処理だけのために使っていた面があるのですが、『Galileopt NX-Plus』は経営資料として活用するための資料をアウトプットしてくれるもの、という役割も大きい。店舗での売上データを分析してどんどん営業にフィードバックしていく。そういう“攻めの経営”をしていくために、店舗のレジシステムなどとの連携を図りながら資料を作っていく、そのベースにある存在だと考えています」(仁科氏)
ちなみに、同社は税務申告業務においては、「MJS税務NX-Plus」を利用している。
「導入してすぐに税務申告があったのですが、会計システムと連携が取れているので、会計データさえ正確に入っていれば、申告書の作成はほぼ自動で完了します。特にコロナ禍で電子申告だったので、その恩恵はより感じました」(川村氏)
フランチャイズ展開も視野に機能をさらに活用したい
最後に、「Galileopt NX-Plus」を今後どのように会計業務や経営に活用していきたいか、その展望をお二人に伺った。
「たくさん機能があるので、現時点では、まだまだ使いこなせていない部分もあると思っています。例えば資金繰り計画の作成や、キャッシュフローの計算書作成など、様々な機能を使いこなしながら、効率良く業務を進めていきたいと考えています」(川村氏)
「会計システムというものは、基本的に“今”のためにあるものかもしれませんが、事業というものはどんどん発展していくものです。先に申し上げた通り、将来的なフランチャイズ展開などにも対応してくれることを見据えて、我々は『Galileopt NX-Plus』を導入しています。ですので、それを活かせるような事業展開をこれから実現していけたらいいなと考えています」(仁科氏)
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
中堅企業向けERPソリューション
ガリレオプト ディーエックス
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
企業の業務最適化をベストサポートする次世代のERPソリューション
「財務を核としたマネジメントシステム」として、業務効率化のみならず、高度な経営計画、経営情報の可視化、ワークスタイル変革、内部統制の強化を実現します。
- ERP
- 財務・会計
- 給与・人事
- 販売管理
- 資産管理
- ワークフロー
- オンプレ/クラウド
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
入力業務だけにとどまらない柔軟性の高い優れたアウトプット
アドイン関数を表計算ソフトの資料に埋め込むことで、会計データと簡単に同期が取れるので、様々な資料作成がスムーズです。また、BI機能もあり、仕訳を集計してデータを作り直してくれるので、通常の出力やアドインでは作成できないデータを簡単に出力することができます。
ワークフロー機能の活用によって承認時の転記ミスも激減
承認プロセスがワークフローで行なえるようになったため、経理部内で統制が取れるようになり、いつ誰がどう数値を入力したかがひと目で把握できるので、数値上のミスが劇的に減りました。ペーパーレス化にも繋がっています。
私のイチオシ機能&サービス
インプットとアウトプット両面で効力を発揮
「Galileopt NX-Plus」の導入では、従来の勘定科目体系の見直しや、マスターの変更などを大胆に行ったため、準備自体は大変でした。しかしその結果、会計業務を圧倒的に効率化できました。それにとどまらず、経営分析において欠かせないデータ資料を出力することができます。インプット、アウトプットの両面で業務効率化と、内容の高度化を実現してくれる点が魅力だと思います。
導入企業様のご紹介
株式会社銚子丸 様
関東で長年愛され続けるグルメ回転寿司チェーン
1977 年の創業以来、「真心を提供し、お客様の感謝と喜びを頂く」を経営理念に、江戸前寿司の回転寿司店を千葉・東京・埼玉・神奈川で展開。コロナ禍においては、いち早くテイクアウトやデリバリーサービスの拡充をはかり、2020年には同社初のテイクアウト専門店を開店。オンラインショップも開設し、厳選された新鮮な海鮮料理を販売している。2021年10月現在、総店舗数は91店舗。
所在地 | 〒261-0025 千葉県千葉市美浜区浜田2-39 |
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代表者 | 代表取締役社長 石田 満 |
設立 | 1977年 |
社員数 | 482名 |
主な業務 |
・すし銚子丸(グルメ回転すし) ・すし銚子丸 雅(グルメすし) ・江戸前すし百萬石(すし割烹) |
ホームページ | https://www.choushimaru.co.jp/ |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。