株式会社合同総研 様

広島市で財務会計や農業・企業経営コンサルタントなど、幅広い事業を手掛ける株式会社合同総研。会社の歴史は長く、社長を務める税理士、篠原敦子先生の父が1952年に創業した税理士事務所をルーツとする。現在は総従業員120名を有するGO&DOグループの柱として、広島県内の多岐にわたるジャンルの中小企業をサポートしている。「弊社には先代から“常に先駆者であれ”という社風があります。新しいことに積極的に取り組んできた中、会計もコンピューターで行うほうが効率も良いと考え、時代に先駆けて、会計の自社システムを構築しました」と篠原先生は語る。

しかしその後、システム分野が著しく進歩し、専門的な会社の力を借りたほうがいいのではないか、と方向転換することになった。「こうした中、ミロク情報サービス（以下、MJS）の会計システムを知り、ACE NET-1をはじめとする専用機を次々に導入。以来、機種変更やバージョンアップをしながらACELINK,ACELINK Navi,ACELINK NX-Proと、MJS製品と共に歩んできた」。

MJS製品を導入後、合同総研の業務は大いに変わったと、同社取締役の板倉孝志氏は振り返る。「会計から申告まで、一連の業務が一気通貫で連動するようになりました。これが最大の効果ですね。会計ソフトにもいろいろなものがありますが、業務のことを考えると、どこかで集約したほうがいい。当社の推奨システムとして、お客様にもMJS製品をおすすめしています」。現行の「ACELINK NX-Pro」に関しては、スタッフ全員が使用。他社会計ソフトからの取り込みに対応でき、連動して使えるのもメリットだという。

また同社は、MJS製品を活用した顧問先の自計化支援を積極的に進めている。互いにとっての業務効率化だけではなく、顧問先の経理意識の向上にもつながるからだ。

同社は「iCompassNX」、現在は「かんたんクラウド」の導入を顧問先に提案している。特に「 かんたんクラウド」の場合、インストールの作業が不要で、初期設定も難しくない。加えて、出張先でも自由に確認でき、会計事務所と顧問先の同時操作も可能といったクラウドならではの数々のメリットがある。顧問先との折衝を多く経験している業務部の西山裕氏は「Windowsではなく、以前からMacのパソコンを使っている顧問先におすすめできるのも大きなメリットです。会計ソフトを使うためだけに、Windowsを1台購入するというのは、単に値段の問題だけではなく、セキュリティーソフトの導入やバージョンアップの手間もかかります。OSを選ばない『かんたんクラウド』は顧問先に非常におすすめしやすいシステムです。また、運用コストも低く、銀行のデータやスキャンのシステムなども付いているので、他社の会計ソフトと比較しても有利だと思います」と話す。

合同総研の顧問先のひとつが、ラディアント株式会社・訪問看護ステーションみどりい。介護福祉士・看護師として病院に勤務していた福川潔氏が2016年に起業し、経験をいかした経営方針で利用者が確実に増加している。「資格をいかして、自分のやりたいことを見つけ、そこで少しビジネスができたら……と起業しました。困っていること、手を差し伸べてほしいことをサポートすることにより、利用者の人生が少しでも元気なものになってほしい。動ける間は楽しむことのできる生活を送れるようなサービスをしようと、職員と共に取り組んでいます」（福川氏）。

合同総研とは起業に向けた準備段階からの付き合い。「経理の経験はまったくなく、ゼロからのスタートだったのでとても助かりました。貸方や借方などについても全然知識のない状態でしたが、いろいろな部署から的確なアドバイスをワンストップでいただけました」と福川氏は語る。