世界最高峰のセキュリティ規準で提供
導入事例
佐茂省治税理士事務所 様
2024年3月31日
DX化を積極的に推進して
サーバーをクラウドに移行
安定した業務環境を確立
強固なセキュリティを担保し、
トラブル時の事業継続もスムーズ
7名
会計・税務、開業支援など
- どこからでもデータにアクセスしたい
- 安定的かつ安全にシステムを運用したい
- DX化を推進したい
After:導入後の効果
- 外出先や在宅などにも対応した業務環境を構築
- サーバーのクラウド化でシステムの信頼度が向上
- AI活用など今後のDX推進の第一歩に
インターネットなくしては成り立たない現状に対応
兵庫県尼崎市で、事業と不動産に関する幅広いサービスを提供する「佐茂省治税理士事務所」。事業や資産の継承、組織再編などの相談も寄せられ、代表税理士の佐茂省治氏は「(関与先にとって)“町医者”のような存在」だと自負する。ミロク情報サービス(以下、MJS)との付き合いは長く、「先代代表の父の時代から、ミロク会計人会に入っています。MJSの他社とは一線を画した独自性や先進的な雰囲気が、父の性格には合っていたのでしょう」と振り返る。
これまでMJSのさまざまな製品を導入してきた同事務所が、クラウド化に踏み切ったのは平成30年のことだ。
「それまで、セキュリティの問題から会計システムはクローズドにしていました。会計システムとインターメットは別々のコンピュータを使っていたのです」(佐茂氏)
しかし、プログラムのダウンロードやアップデートはインターネット利用が主流になり、関与先とのやり取りもメールで行うことが増えてきた。業務をインターネットと切り離すことが困難になってきた中、バックアップデータを安全に保管する環境を確保したいという考えも強くなってきたという。
「西は鹿児島、東は東京まで、弊事務所には関与先がいらっしゃいます。出張することも多く、外出先でデータを見る必要性が増えました。MJSのシステムの中でオフラインを使って対応していたのですが、それも厳しい状況になってきた。そんな折に、クラウド化を提案していただきました」(佐茂氏)
“DX”のネーミングが導入を後押しした
令和5年、事務所では新たに、クラウド環境で利用するために必要となるサーバー構築をはじめ、システム導入からサポートまでをパッケージ化した「MJS DX Cloud」を採用した。
「2022年の税理士法の改正によって、税理士業務でのICT化・DX化を推進する努力義務が規定されました。ただし、そのために何をするかの定義はありません。まずはDXをかじることができればと、名前にひかれて導入を決めたのが本音です」と採用の決め手を話す佐茂氏。導入は極めてスムーズだったという。
平成30年にシステムをクラウドに移行する際には、事務所のインターネット環境に問題があった。
「当時はネットのスピードが遅く、時間帯などによっても速度が違っていました。そのためプロバイダを変えてみたり、契約内容を変えてみたりと、改善には苦労しました。ただ、おかげで今回は環境が整っているので、『MJS DX Cloud』の導入に不安を覚えることはありませんでした」(佐茂氏)
「MJS DX Cloud」が日本マイクロソフトの提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureを採用している点も、佐茂氏は高く評価している。
「Microsoft Azureは比較的有名で皆さんよくご存じなので、信用性が高い。また、それに付帯する情報や技術の先端に触れることができるので、関与先で話題提供ができればとも思いました」(佐茂氏)
Microsoft Azureには不正アクセスの防止や暗号化通信による盗聴・改ざん防止対策などのセキュリティ対策がとられている。「MJS DX Cloud」の導入が、同事務所のセキュリティ強化にもつながっているわけだ。
信頼できるクラウド化で安定の業務環境を確立
「MJS DX Cloud」によってセキュリティが強化され、データの安全な管理が可能になった今回の導入。「ソフトやシステムが変わったわけではなく、そこまでのアプローチが変わっただけ。従業員は導入から数日で慣れて、スムーズに業務ができるようになりました」と佐茂氏は今回の導入を振り返る。さらに効果として、サーバーなどハードウエアなどのトラブルに悩まされることがなくなった点をあげる。
「オンプレミスで業務をしていたときは、サーバーが動かなくなれば、従業員の仕事がすべて止まってしまっていました。例えば私が不在時にそのようなトラブルに見舞われると、半日業務ができなくなることもありました。『MJS DX Cloud』ならば、ネット環境さえ整っていれば仕事ができるという安心感があります」(佐茂氏)
ITを駆使したサービスの提供が税理士の責務
「税理士法の改正ににも表れていますが、世の中全体がICT化・DX化に向かって動いているので、そこを進めていくことに間違いはない。新しく登場する技術を積極的に活用しながら、業務の簡素化などに積極的に取り組んでいかないと、世の中に遅れていくのではないでしょうか」(佐茂氏)
特に、インボイスが始まったことで増えた業務負担を、「MJS DX Cloud」の新機能であるAI仕訳などを活用して入力業務を軽減したいと考えているそうだ。
また、インボイスに続いて対応しなければいけないのが、電子帳簿保存だ。佐茂氏は関与先に、MJSの「かんたんクラウドファイルBOX」による電子保存を進めているという。
「“AIによって税理士の仕事がなくなる”などという風評が流れましたが、あくまで入力など機械でもできる単純業務が減るだけのことではないでしょうか。むしろ、ITを駆使してより手厚いサービスを提供していくのが税理士の仕事になってくるはず。国も推奨しているので、その流れについていきたいと思います」(佐茂氏)
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
MJSアプリケーションのクラウド化プラットフォーム
エムジェイエス ディーエックス クラウド
世界最高峰のセキュリティ規準で提供
Microsoft AzureでMJSアプリケーションを最適稼働させるクラウド環境をパッケージングして提供。
- クラウド環境
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
自宅でもストレスのない業務環境を整備できる
新型コロナの流行の際には、自宅にクラウド専用のノートパソコンを持ち帰って仕事をすることもありました。「MJS DX Cloud」ならストレスがなく、とても仕事がやりやすかったです。レスポンスも早いし、自宅のプリンタで印刷もできるので助かりました。
よりスムーズな会計業務を実現してくれる
クラウドで動く「ACELINK NX-Pro」の「会計大将」は、財務会計ソフトの中でもとても優れていると思います。特にいいのが、月次の棚卸の処理がきちんとできることで、期末に処理をする必要がありません。摘要入力の仕方がスムーズな点もポイントが高いです。
私のイチオシ機能&サービス
税理士の今後あるべき姿へ最初の一歩となる存在
「税理士法の改正によって、税理士業務はICT化・DX化に努めなければならない、しかし何から始めるべきなのかが明確ではない現状において、『MJS DX Cloud』は、新しい税理士業務の形へ移行するためのスタートに最適なツールです。Microsoft Azureを採用しているため、セキュリティ面での心配も払拭され、安心してクラウド化に移行できる点も大きな魅力です」(佐茂氏)
導入事務所様のご紹介
佐茂省治税理士事務所 様
事業と資産のトータルアドバイザーとして
高度な専門的知識をベースに、心のこもった最適な業務に定評がある税理士事務所。兵庫県尼崎市という不動産価値の高い阪神間に所在し、関与先の多くが不動産を所有していることから、不動産資産の管理に関するものが業務の半分を占めるのが特徴だ。顧客の立場に立ち、事業と資産の成長と安定に注力する。なんでも相談できる「事業と資産のホームドクター」を目指している。
所在地 | 〒660-0822 兵庫県尼崎市杭瀬南新町4丁目7番30号 |
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代表者 | 税理士 佐茂 省治 |
設立 | 1990年 |
構成人員 | 7名 |
主な業務 | 会計・税務/開業支援/M&A/事業再生/マーケティングセミナー |
URL | http://www.samo.gr.jp |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。