企業の業務最適化をベストサポートする次世代のERPソリューション
導入事例
天龍製鋸株式会社 様
2022年7月25日
DX促進のきっかけとなった「Galileopt NX-Plus」の導入による経理・総務の業務効率化
手作業で行っていた外貨管理や給与計算もすべて自動化
210名(グループ合計1,166名)
鋸・刃物類の製造、加工
- 経理システムの移行後に操作が難しくなるのは避けたい
- 海外の拠点が多いのに円貨しか入力できなかった
- 給与業務がすべて手入力なので毎月作業に追われていた
After:導入後の効果
- 直観的に操作しやすくスムーズな移行を実現
- 外貨を入力して連携できるため外貨管理が簡単に
- 給与業務が自動化され作業の手間と時間が削減された
旧システムからの移行を機に業務効率化を目指した
静岡県袋井市に本社を置く天龍製鋸。1913(大正2)年に設立され、日本で初めて「丸鋸」を製作した同社は、100年以上にわたり業界のパイオニアとして国内外の企業に高品質な産業用丸鋸を供給し続けている。
同社では約8年前に、古くから使っていた会計ソフトの保守期限切れを期に、業務効率化のために、新たなシステムの導入に踏み切った。当時のことを、経営管理部長の堀内敏晴氏はこう振り返る。
「まずはいろいろなベンダーのシステムを4~5種類リストアップして、それぞれベンダーの説明を聞いて検討しました。のちに給与業務にも使うようになりますが、当初は会計業務での使用が前提でしたので、まず会計の担当者が従来のソフトと比べて操作性に大きな差異を感じないことを重視しました。そのうえで、今後の当社の成長に見合う機能やサービスが付随しているかという点にも注目しました」
何よりも実際に使用する担当者の意見を尊重したという堀内氏。現場で業務にあたる経営管理部経理課長の村松克浩氏に、具体的にどんな点が導入を決めるポイントとなったのかを聞いた。
「やはり操作性は一番重視しました。実際、検討した製品の中には、入力項目が非常に多い代わりに、それらがひとつの画面に収まっていないものが多くありました。それですと全項目を見るにはいちいちスクロールしないといけないので面倒です。その点、ミロク情報サービス(以下、MJS)の『Galileopt NX-Plus』は、入力項目が1画面にすべて収まっているなど、非常に入力がしやすいと感じました」
手厚いサポートによって使い勝手の良い設定に
操作性や、機能の拡張性などから「Galileopt NX-Plus」を選択した天龍製鋸。村松氏によれば、導入・移行も非常にスムーズに進んだという。
「導入をサポートしてくれたMJSの担当者の方は非常に知識があって、こちらの少しイレギュラーな要望に対しても、様々な解決法の提案をしてくれて助かりました。例えば、当社は海外にも拠点があるため外貨の取り扱いがありますが、外貨取引でうまく残高が表示されなかったところを、ご提案いただいて補助科目に『通貨』を設定することで解決できた、といったことがありました」
各段に楽になった外貨管理。給与業務でも活用開始
「Galileopt NX-Plus」の導入によって、以前より格段に会計業務が効率化できた。
「決算の調整月が3ヶ月分用意されていて、そこで組替えや決算調整をすることができます。すべてExcelの作業で組替えを行っていた以前に比べて、かなり決算作業が早くなりました。また、以前のシステムは円貨の入力しかできず、外貨はすべてExcel管理でしたが、それが同一システム内に入力できるので、管理が楽になりました」
会計業務での効果を実感した後、取り組んだのが「Galileopt NX-Plus」を活用した給与業務の効率化だ。経営管理部総務課長の新楯秀次郎氏は当時の課題と、導入後の効果について次のように話す。
「給与業務に関しては、タイムカードを集めて、集計し、入力するという工程をすべて手作業で行っていたんです。手入力なのでミスも起こりやすかったですし、誰かが計算したものを別の人が見直す“検算”が必要で、余分に時間と手間がかかり、プレッシャーも相当なものでした。それが『Galileopt NX-Plus』の導入で自動化されたことで、勤怠の集計や計算の手間が削減され、非常に楽になりました。作業時間は、以前の3分の1ぐらいに短縮されたと感じています」
経理課、総務課を統括する立場として、堀内氏はその効果を次のように感じている。
「特に総務課においては、時間外労働の減少が顕著になりました。また、この機会に初めてハンドワークを自動化したことによって、『他の業務についても効率化、自動化ができるのではないか』と、いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)に頭が切り替わったのは、会社として非常に良い影響だったと思います」
潜在する機能を使ってIR活動にも役立てたい
今後は「Galileopt NX-Plus」をどのように活用していきたいか、それぞれの立場から展望を聞いた。
「経理課としては、当社で使っている基幹システム自体の整備の問題もあって、そのシステムと『Galileopt NX-Plus』との連携が、まだ完璧ではない部分もあります。その連携をより強化して、仕訳作成の効率化を進めたいと考えています」(村松氏)
「給与計算では、さらに様々な情報を連携させることで、より工数の削減を図りたいですね。金額の入力が1回ですべて連動できるようにするなど、さらに容易に作業ができる形を模索したいと考えています」(新楯氏)
「今は経理課、総務課ともに有効に活用できていますので、これをもっと発展させていくとともに、上場企業として、IR活動に『Galileopt NX-Plus』の管理会計機能を活用していきたいと考えています。現状分析や、今後の予測、株主への説明と、幅広く活用できる余地があると思いますので、そちらにも注力していきたいと思います」(堀内氏)
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
中堅企業向けERPソリューション
ガリレオプト ディーエックス
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
企業の業務最適化をベストサポートする次世代のERPソリューション
「財務を核としたマネジメントシステム」として、業務効率化のみならず、高度な経営計画、経営情報の可視化、ワークスタイル変革、内部統制の強化を実現します。
- ERP
- 財務・会計
- 給与・人事
- 販売管理
- 資産管理
- ワークフロー
- オンプレ/クラウド
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
ボタンを押すだけで減価償却費を集計できる
財務報告書のパターンを自由に設計できるのが便利です。例えば減価償却費は、販売管理費や製造原価などの場所に点在するため、従来は手作業でいちいち拾って集計していました。それが今はボタンを押すだけで簡単に集計ができて楽ですね。
入力の操作が直感的で誰でも分かりやすい
「給与大将」は、メニュー画面が分かりやすいのがミリョクに感じます。シンプルに上の方から作業をしていくと計算が完了するように並んでいます。その点が非常に分かりやすくていいなと感じています。
私のイチオシ機能&サービス
スムーズな移行が可能な操作性と会社の成長に見合った機能の拡張性
会計ソフトにもクセや特徴があるため、そこが移行の支障にならないか心配でした。その点、「Galileopt NX-Plus」は操作性に優れ、以降もスムーズに進みました。後には給与業務でも活用し、それまで手作業だった業務の自動化によって、総務課の労働時間の削減に繋がりました。操作できる人材も育ってきているので、今後は経営分析や予測など、IRでの活用も考えています。(堀内氏)
導入企業様のご紹介
天龍製鋸株式会社 様
日本の機械鋸産業を牽引する歴史あるパイオニア企業
1913(大正2)年の設立。日本初となる丸鋸を製造し、機械鋸産業界のパイオニアとして、国内だけでなく北米・中米・欧州・東南アジア等、海外のマーケットにも事業を展開。長い歴史で培われた技術と、独自の充実した製造設備によって優れた商品を生み出してきた。近年は省資源・省力化に繋がる鋸刃設計や、最新技術を駆使した高精度・高効率・酎久性の向上を実現した製品開発などを行っている。
所在地 | 〒437-1195 静岡県袋井市浅羽3711番地 |
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代表者 | 代表取締役社長 大石 高彰 |
設立 | 1913年 |
構成人員 | 210名(グループ合計1,166名) |
主な業務 |
・鋸/刃物類の製造、加工及び販売 ・製材・石材・鉄鋼・農業用等の機械器具の製造、加工及び販売 |
ホームページ | https://tenryu-saw.com/ja/ |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。