AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。
導入事例
株式会社上原ミート 様
2019年4月1日
「MJSLINK NX-Plus」の導入により業務効率化を加速。IT導入補助金活用で財務システムの強化と、経営者が求める経営分析資料の迅速な作成を実現。
76名
肉の卸、製造、小売
- 社長が求める経営分析・財務分析の帳票は、表計算ソフトを使って手作業で作成していた
- 業績の急伸に対応できる社内システムの整備・強化が急務だった
- 以前のシステムのサポートに不満があった
After:導入後の効果
- MJSLINK NX-Plusの表計算関数アドインを活用し、最新データをボタン1つで書き出し可能。迅速に経営分析・財務分析の帳票作成を実現
- 支払管理を活用し、インターネットバンキングの入金作業の負担を大幅軽減
- 仕入システムとMJSLINK NX-Plus支払管理を連携し、業務効率化を推進
- MJSの親身なサポートにより安心して使いつづけられる
先進事例に学び成長路線へ 6年間で売上は倍増
株式会社上原ミートは、沖縄の台所と呼ばれる 牧志公設市場に開いた夫婦で営む精肉店として創業してから66年。現在の社長である上原 宏昭氏は、それまでの卸業に加え、食品製造工場も立ち上げ高付加価値製品の提供を成功させ、今や年商50億円超(2017年度実績)以上を誇る。
取締役管理部長の上原知加子氏は「この業界は在庫管理のノウハウが勝負です。賞味期限切れ等のミスは会社として命取りになります。社長が、他社の先進事例から学んで構築した在庫管理の仕組みが会社発展の基盤となりました」と振り返るように、在庫管理を原点に、情報システムの重要性は社内共通の価値観となっている。
直近の6年間で、同社の売上が2倍以上に成長している背景には、情熱を持ってビジネスに取り組む有言実行型の社長の経営手腕と、それを支える経営分析・財務分析などの数字の向こうに隠れている未来を見抜く能力に長けていることが大きな要因として挙げられ るだろう。
経営者の要望に応える帳票 IT導入補助金を活用して
急激に業績が伸びる中、一番の懸念は、社内システムの整備・強化だった。
社長は、部門別の収支成績や試算表など、経営分析のための数字・資料をもとに綿密な戦略を立てることに長けていた。「経営分析や数値管理できる複数の帳票を、すぐ出すようにと社長から依頼されても、対応できない状況が大きな課題でした」と、上原管理部長は語る。その原因は、以前使っていた財務システムでは社長の要望に応える帳票が出せないため、すべての数値を表計算ソフトに書き出してから、毎回、時間をかけて帳票類を作成する必要があったからだ。例えば、各部門の損益計算も表計算ソフトで作成した後に財務システムの数値と照らし合わせる必要があったため、2日間を要していた。
そんな時、税理士に分析表・試算表をもっとスピーディーに出したいと相談したところ、ミロク情報サービス(以下、MJS)の「MJSLINK NX-Plus」が紹介された。その後、カスタマーサービス担当のMJS社員がデモンストレーションに訪問。詳しい説明を受け、話を聞いたところ、上原ミートで必要な帳票類がスピーディーに出せることが確認できた。「我が社が欲しかったものが全部ありました」と、上原管理部長は振り返る。
上原ミートを担当する税理士法人エヌズの野原信男先生は「様々な財務システムを比較検討されていましたのでMJSを推薦しました。理由は大きく3つありました。1つ目は、販売管理と会計システムを連動できればよりスムーズに経営状況を確認できますが、MJSなら臨機応変に対応してくれること。2つ目は、独自の帳票出力もMJSは簡単に対応できること。そして3つ目は、沖縄に支社がありサポートもしっかりしていることを伝えました」と説明する。
この3点は、エヌズで活用しているMJSの「ACELINK NX-Pro」を通して、日々実感していることだった。「MJSのカスタマーサービスにはとても満足しています。そして、スタッフの間でも『ACELINK NX-Pro』は使いやすいと評判ですから」と、野原信男先生。
さらに、MJSからIT導入補助金の活用について案内があり、進めていくことになった。上原ミートでは、これまで補助金や助成金を活用してきた経験があり、すぐに必要書類を準備できたという。IT導入補助金の申請手続きは、上原ミート、税理士法人エヌズ、MJSが三位一体となって滞りなく進み、補助金が交付された。
表計算関数アドイン・支払管理が大幅な業務効率化を実現
上原ミートに導入された「MJSLINK NX-Plus」は、はじめに細かな部門設定や数多くの得意先ごとに分かれている支払い形式などの諸条件セットアップについてはMJSが責任をもって迅速に対応した。
その甲斐あって、導入後すぐに効果が表れたという。
管理部総務経理課の荒木依子氏は「以前は、財務システムに修正が入った場合には、表計算ソフトでももう一度同じ修正作業が必要となり、作業が煩雑で時間がかかっていました。それが今では、必要な帳票の書式フォームを設定できるので、手作業が不要になりました。ボタンを押すだけで最新データが反映されるので、早ければ10分もかからずに完成します。今では催促されることがなくなりました」と笑顔を見せる。
この効果は「表計算関数アドイン」機能が実現している。「財務大将」に入力した最新のデータから条件に合ったデータを抽出し、表計算ソフト上にダイレクトに出力できる機能だ。
また、毎月10日には税理士による監査が行われるが、その結果を反映した帳票の完成は翌々日まで待たなければならなかった。それが「MJSLINK NX-Plus」導入後は監査したその日に仕上がる。その帳票は、すぐに部長全員に共有されるので、課題があればいち早く解決策を実行に移せる。さらに、本格稼働の3カ月後には、監査日の2日前倒しを実現。経営者の判断を「MJSLINK NX-Plus」ならではの方法で支援している。
また、支払管理機能が作業負担を大幅に軽減している。インターネットバンキングを使った支払業務を担当する上原管理部長は「仕訳データから支払データの抽出を行い、取引先ごとに設定された支払条件に応じて支払データが作成されるので、私はチェックして送金ボタンをクリックするだけです」と、面倒な入力作業が不要になったことを説明する。
現在、別システムである仕入管理から買掛金情報を「MJSLINK NX-Plus」の支払管理に取り込む仕組みを構築中だ。このカスタマイズはもちろんMJSが担当している。MJSの丁寧なサポートがあるから、安心して使い続けられると、評価を得ている。
荒木氏も「導入直後はとても心配でしたが、MJSのサポートのおかげでここまできました。約束の時間をオーバーしてまでしっかりと疑問に答えてくれるので、とても助かっています」と語る。
上原管理部長は「当社の理想を実現するために、最適なシステムを選び、そのシステムを最大限に活用していきたいと考えていました。そこで導入したのが『MJSLINK NX-Plus』です。日々の経営判断に直結する帳票やデータ連携の仕組みを確立していくことで、より良い経営が可能になります」と評価する。
経営・財務分析や在宅勤務など時代が求める機能を活用
前職でMJSの使用経験がある管理部 総務経理課の平良百恵氏は、「経営分析や財務分析は特に強みを持っている印象があります。今後は、搭載されている機能のフル活用を目指して、しっかりと使いこなせるようにしたい」と抱負を語る。
一方、税理士法人エヌズは、「ACELINK NX-Pro」のオフラインライセンスとiCompassコミュニケーションやiCompassリモートPC2を活用して、在宅勤務を実施して3年目を迎えている。
「自宅のパソコンに『ACELINK NX-Pro』をインストールして現在4名が業務に当たっています。その内2名は東京在住です。知識を持った方、スキルのある方が自宅にいながらでも業務ができることは、我々としてもとても助かります。スタッフの半分以上が女性なので、出産や子育てなど、人生のライフイベントを迎えた時にこそ在宅勤務制度が有効だと考えています。この制度ではMJSのシステムが不可欠ですから、とても助かっています」。そう語る野原信男先生は企業顧問を中心にしているように、エヌズの税理士4名は、それぞれの得意分野を生かして活動している。弟である税理士の野原雅彦先生は事業承継を専門としている。この分野では野原雅彦先生が中心となって上原ミートをサポートしていく。
「上原ミートの次代を担う世代と同じ目線を持ち、時代の動きを踏まえて俊敏に対応してくれる上、専門性を持った体制でサポートしてくれるエヌズに任せて良かった」と、上原管理部長は微笑む。
時代が求めるスピード感と精緻な数字をスムーズに提供するMJSのITツールが、新しい時代を切り拓いていく両社を強力に支えていく。
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
中堅・中小企業向けERP
エムジェイエスリンク ディーエックス
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。
新機能「AI仕訳」により仕訳作成が自動化。業務の効率化を図ることができます。
多彩なシステム構成、オプション群の他、特有の会計処理を必要とする建設工事業や医療業などには業種別のソリューションもラインアップ。
- ERP
- 財務・会計
- 給与・人事
- 販売管理
- 資産管理
- ワークフロー
- オンプレ/クラウド
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
すぐに検索できるので慣れる前でも入力がスムーズです
仕訳入力の際に、勘定科目や取引業者が頭文字を入力すると、絞り込み表示される機能があり、新人なので、まだコードを覚えきれないのですが、すぐ検索できるのでとてもうれしい機能です。
キーボードを使った入力作業をまだまだ減らしていきたい
まだ「MJSLINK NX-Plus」を導入したばかりですが、これからどんどん使いこなしていきたいです。例えば未払金の入力などは定型フォーマット、定型データを作っておくことで、日々の業務がもっと省力化でき、スピーディーになります。全員でスキルアップを図っていきたいです。
紹介元である顧問税理士
税理士法人エヌズは、代表社員である野原信男氏と野原雅彦氏の父親が創業してから40年を迎えようとしている。現在、顧問先は約300社。建設関連、医療系、飲食など地域の幅広いお客様をサポートしている。
「顧問先様にはエヌズに任せて良かったと言っていただけるように、スタッフにもエヌズで良かったと言ってもらえるような組織を理想に、日々取り組んでいます」と、所長の野原信男先生は語る。
平成29年度のIT導入補助金において、エヌズは30件の交付申請を支援した。「システムの利便性は日進月歩です。最新のシステムを導入することで業務効率は向上し、税理士事務所とのデータ連携もスムーズになります。顧問先様へIT導入補助金を案内することでWin-Winの関係づくりにつながっています」(野原 信男先生)。
税理士法人エヌズ
所在地 | 沖縄県那覇市久茂地2丁目17番17号 |
---|---|
代表社員 | 野原信男 野原雅彦 |
創業 | 1980年12月 |
構成人員 | 税理士4名、職員28名 |
WEBサイト | http://2n-taxoffice.jp/ |
導入システム | ACELINK NX-Pro |
導入企業様のご紹介
株式会社上原ミート 様
多様化するニーズに応えつづける肉の総合商社
昭和28年に沖縄県那覇市の牧志公設市場内で精肉店として創業。地域密着型の企業姿勢を貫きつづけ、肉の卸、製造、そして自社ブランドのラフテーやアグー豚を使った商品などの小売も展開。時代の流れの中で多様化するニーズに応えつづける肉の総合商社として、沖縄の肉文化の継承と発展に寄与している。
所在地 | 〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎3-85 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 上原 宏昭 |
設立 | 1953年 |
社員数 | 76名 ※ 2017年11月現在 |
主な業務 |
肉の卸、製造、小売 |
WEBサイト |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。