土佐ガス株式会社 様

　「MJSLINK DX」は自社で用意したAWS上に構築されたIaaSサーバーで稼働させている。導入時に、不安に感じた点などはなかったのだろうか？

　「操作の面では、これまで使い慣れた製品と大きく変わらないということで、安心はしていました。また、セキュリティが堅牢であることも事前に確認していたので、問題はなかったですね」（梅原氏）

　また、同社はクラウド型業務管理サービス「Edge Tracker 給与明細参照」「Edge Tracker 年末調整申告」も導入している。

「経理まわりの様々な業務を一元管理できる状態にして、処理を効率化したいと考えていました。また、ペーパーレス化の推進も課題でした」（梅原氏）

　さらに、税理士事務所との効率的な連携のため、「MJS税務DX」「MJSマイナンバーCloud」も利用している。

　また、事業所が複数あるため、CSVファイルで外部データを取り込める点も魅力だ。

　「振替仕訳をする時など、各事業所からの仕訳データをCSVファイルで取り込めるのは便利です。この機能がなければ全部手入力しないといけないので、ミスも時間も削減できてすごく助かっています」（中岡氏）

　さらに、MJSのサポートについて、同じ経理課の中山氏は次のように話す。

　「給与の処理をしている時に、新しい項目を作りたいとか、明細の中にこの項目を入れて表示させたいとか、計算を追加したいとか、そういった普段あまりやらないことは、社内でも分かる者がいません。そんな時はサポート窓口に問い合わせるのですが、対応が的確で速いですね。FAQで色々なケースも載っているし、非常にサポートが充実していると感じます」（中山氏）

　「MJSLINK DX」に加えて、さらに業務効率化に貢献しているのが、「Edge Tracker 給与明細参照」「Edge Tracker 年末調整申告」だ。

　「何より、給与システムと連携ができているのが良いですね。以前、別のシステムを使っていた時は、連携がうまくできなくて、年末調整申告を社員に依頼するまでに凄く時間が掛かっていました。それが本当にスムーズになったのを実感します。また、社員としても、給与明細の履歴や、昨年の年末調整申告書などを簡単に辿れるのは便利に感じています」（中山氏）

　これらの導入によって、ペーパーレスも実現することができた。

　「スマホで確認ができるのが良い、という社員の声を聞きますね。従来のようにいちいち紙の書類を引っ張り出す必要もなく、ふと確認したくなった時に、その場でスマホを使ってすぐに見られます」（梅原氏）

　MJSの製品・サービスによって、データの一元管理、業務効率化が進められた総務経理部の今後の展望を梅原氏に聞いた。

　「今後は、請求書関係も紙ベースではなくデータでの処理を推進していきたいと考えています。さらに業務効率化が図れると思いますし、保管場所の問題もなくなります。あと、DX化してから、まだきちんと活用できていない機能も多いと思います。そこはMJSと連携を取ってアドバイスをもらいながら、便利な機能を掘り起こして、使いこなしていきたいと考えています」（梅原氏）