導入事例

関東自動車株式会社 様

2014年2月4日

1プラットフォームだからこそ業務効率化実現。業界不可欠の運用管理業務との連携に貢献

経理部門や人事部門など異なる部署にも最適なインターフェースを提供

500~1000名

一般乗合&一般貸切旅客自動車運送事業、特定旅客自動車運送事業

Before:導入前の課題
  • 毎年行われる税制改正などへの柔軟な対応が不可能
  • 現場からの資料要求に対する迅速な対応が不可能

After:導入後の効果

  • 財務会計、給与人事、固定資産や税務が単一のプラットホームで実現!
  • 様々な自動連携や表計算アドインで管理帳票の容易な作成を実現!
中堅・中小企業向け
MJSLINK DX

中堅・中小企業向けERP

エムジェイエスリンク ディーエックス

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。

新機能「AI仕訳」により仕訳作成が自動化。業務の効率化を図ることができます。
多彩なシステム構成、オプション群の他、特有の会計処理を必要とする建設工事業や医療業などには業種別のソリューションもラインアップ。

  • ERP
  • 財務・会計
  • 給与・人事
  • 販売管理
  • 資産管理
  • ワークフロー
  • オンプレ/クラウド
導入の背景

税制改正などへの柔軟な対応を目指した基盤刷新

関東自動車株式会社 財務経理部 副部長
對馬 正文 氏

栃木県内8市3町にわたって1日平均延べ約4万人の乗客が利用する路線バスを運行している関東自動車株式会社。路線の新設・延長をはじめ、住宅団地への増便や団地内自由乗降制の採用、始発時間の繰上げ、深夜バスの運行など地域に密着したきめ細かなサービスを提供しており、地域住民の足となる重要な公共交通機関として長年親しまれている。また、宇都宮中心街で餃子の食べ歩き券付き一日乗車券「ぎょうざ食べ歩きっぷ」など、観光客誘致に繋げる様々な企画乗車券の企画、販売も手掛けており、声優による車内アナウンスやラッピングバスの企画などユニークな活動にも積極的だ。そんな同社では、自社開発した財務会計システムを長年利用してきたが、毎年行われる税制改正など各種制度への対応に多くの時間と手間がかかっていた。「税制改正への柔軟な対応だけでなく、現場から求められる資料がなかなか抽出できないなど、データ活用についても課題を感じていました」と語るのは財務経理部副部長の對馬(つしま)正文氏だ。

そんな中、基幹システムが老朽化のタイミングを迎えたことをきっかけに、財務会計システムを刷新することが検討されたという。

導入のポイント

的確な運用提案と自動連携可能な基盤が魅力

自社開発したシステムからの刷新において、大前提として考えていたのがパッケージシステムの採用だったと對馬氏は当時の状況を振り返る。「税制対応していくためにも、最先端のパッケージを導入したいというのが希望だったのです」(對馬氏)。そこで複数のパッケージ製品を選定する過程で同社が注目したのがミロク情報サービス(以下、MJS)のERPパッケージ「MJSLINK NX-I」だった。「パッケージのことだけでなく、日々の運用を含めて相談したいと考え、連絡を取らせていただきました」と同部システム課 課長の柳田 祥一氏はその経緯を語る。実際に声をかけてからMJSと打ち合せを重ねる過程で、自身の課題をきちんと整理できたことは大きなポイントだったと振り返る。

関東自動車株式会社 財務経理部システム課 課長
柳田 祥一 氏

長年システムを運用してきた同社にとって、使い勝手の面で課題を持っていた部分もあり、現場から機能に関する具体的な要望は当然あったという。しかし、それを具現化するためにカスタマイズすることに対する不安も少なくなかったと柳田氏。「MJSに相談してみたところ、機能追加ではなく運用でカバーできる方法を具体的にアドバイスいただきました。スピーディな提案で心配もすぐに解消できたのです。的確な運用提案は大きな安心感に繋がりました」と柳田氏は評価する。

また、様々な機能がすべて単一のプラットフォームで実現できる点も大きな評価の1つだった。「財務会計はもちろんですが、管理会計や給与人事、固定資産、税務まで含めて1つのベンダで提供していただけるのは大きなポイントでした。既存の基幹システムとも自動連携が可能なインターフェースが備わっており、システム面でもMJSを高く評価したのです」と對馬氏は力説する。

さらにこだわったのは、操作性に大きく影響するインターフェース部分だ。對馬氏は「どんなシステムであっても運用するのは人であり、その操作性は重要な選択の観点です。直感的に分かりやすい操作画面だったことで、利用者も抵抗なく受け入れることができると考えたのです」と評価する。他にも、実際にいくつかの部署に分かれて利用するため、権限管理に関する機能も必要不可欠だった。「経理部だけでなく、人事部やシステム課とそれぞれで業務の内容が異なります。利用する部署に最適な画面が提供できるだけでなく、部署内でも細かく権限管理できる機能が備わっていることは魅力的でした」と對馬氏。

結果として、コストパフォーマンスやセキュリティ、アフターサービスの充実など同社の要求を満たすシステムとして、MJSの「MJSLINK NX-I」が新たな経営基盤として採用されることになった。

導入の効果

運行管理との自動連携で大幅な業務効率化を実現

現在は、財務会計や給与人事システムの要として「MJSLINK NX-I」が稼働しており、運行管理システムや勤怠管理システムなど外部システムと連携しながら同社の経営基盤として広く活用されている。「バス業界では、運賃を会計システムへ仕訳データとして入力したり、運用時間情報を給与人事システムの勤怠情報へ展開したりする必要があります。今回のシステム刷新によってシステム間の自動連携が可能になり、大幅な業務効率化を実現しています」と對馬氏は評価する。実際には、運賃収集システムで自動集計後、会計システムへの仕訳データが自動生成できるようになっただけでなく、運行システムから給与人事システムに勤怠情報の自動受け渡しが可能になるなど、様々な自動連携を実現している。

また、これまで給与人事システムや固定資産管理システムなどが個別にシステム化されていたことで、データの二重入力がどうしても発生していた。「今回1つのシステムに統合できたことで、二重入力が大幅に解消されました。会計システムから申告書作成など税務面への展開も容易です」と柳田氏の評価も高い。

他にも、伝票の電子承認が容易に行えるようになっただけでなく、給与明細もこれまで以上に詳細な帳票出力が可能となっており、その柔軟性が高く評価されている。「変動項目やマスタそのものに期間設定が可能なだけでなく、表計算アドインで管理帳票が容易に作成できるようになりました。豊富な機能を日々の業務運用に活かしています」と柳田氏。

なお、同社の業務を支えるMJSのサポートについては「困ったことがあればすぐに営業マンに対応いただくだけでなく、カスタマサポートも丁寧に対応いただいています」と對馬氏は評価する。システム移行の際にも「基幹システムのベンダとの打ち合せ時であっても、豊富な経験を活かした様々なアドバイスをいただきました。スムーズに稼動させることができて大変感謝しています」とMJSのサポート力について高く評価しているという。

今後の展望

管理会計の充実によって地域の活性化に繋げる

今後について對馬氏は「現在は路線別など詳細な情報分析が不足している部分もあります。MJS製品が持っている表計算アドインやセグメント別管理などの機能を積極的に活用し、管理会計をさらに強化していくことで地域の活性化に繋げていきたいですね」と語る。

導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ

中堅・中小企業向け
MJSLINK DX

中堅・中小企業向けERP

エムジェイエスリンク ディーエックス

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。

新機能「AI仕訳」により仕訳作成が自動化。業務の効率化を図ることができます。
多彩なシステム構成、オプション群の他、特有の会計処理を必要とする建設工事業や医療業などには業種別のソリューションもラインアップ。

  • ERP
  • 財務・会計
  • 給与・人事
  • 販売管理
  • 資産管理
  • ワークフロー
  • オンプレ/クラウド

ユーザーボイス

関東自動車株式会社
財務経理部 経理課 主任
金田 望 氏

「使いやすさ」への声
現場が迷わない

今回のシステムは、経理部門はもちろん、人事部門も利用します。管理権限が柔軟かつ厳格に設定されていて、必要な人間に必要な機能だけを表示。実際に使っていて迷うことはありません。直感的に分かるインターフェースも手伝って、とても使いやすいですね。

二重入力の解消が大きな魅力

これまでは各システムが個別に稼働していて、最終的には会計システムに再度入力する手間が発生していました。手入力だけにミスする恐れもあって、何とか解消したいと考えていたのです。今では運行管理や給与システムなど様々なものと自動連携しているため、入力ミスもなくなり、作業効率が格段に上がりました。

私のイチオシ機能&サービス

今後の計画を支えてくれる管理会計の情報分析機能

これからの部分もありますが、運行路線別やバスの車両別など、管理すべき弊社独自のセグメントごとに詳細な情報分析が実施できる管理会計の部分にはとても期待しています。どの路線が儲かっているのか、どのバスが効率よく運行できているのかなど、今後の路線や車両計画などの基礎データとしても役立つものになるはずです。このシステムをさらに活用し、様々な視点でデータ活用していきたいと考えています。

システム構成図

MJSLINK NX-I

導入企業様のご紹介

関東自動車株式会社 様

関東自動車株式会社 様

地域に根ざした公共交通機関
栃木県内の広いエリアで1日平均延べ約4万人の乗客が利用する路線バスを運行。131系統・車両数420両(乗合301両、貸切98両、特定車21両)の規模で営業している。路線の新設・延長など地域に密着したきめ細かなサービスの提供と、観光客誘致に繋がる様々な企画乗車券の企画・販売、安心・安全への弛まぬ取り組みにより、栃木県の公共輸送を担ってきた存在である。
所在地 〒321-0964 栃木県宇都宮市駅前通り3-2-5
代表者 代表取締役 手塚 基文
設立 1927年5月8日
主な業務 一般乗合旅客自動車運送事業、一般貸切旅客自動車運送事業、特定旅客自動車運送事業
URL http://www.kantobus.co.jp/
  • 本事例の掲載内容は取材当時のものです。

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