導入事例

株式会社ハマノコンタクト 様

2019年4月8日

デジタル化がもたらすスムーズな連携
IT導入補助金を活用することで顧問先企業と会計事務所の双方にメリットを得る

会計事務所と顧問先企業のシステムを連携し作業効率をアップ

59名

コンタクトレンズ販売

Before:導入前の課題
  • 物理的なデータの移動にかかる手間が膨大
  • 売上の会計処理が複雑

After:導入後の効果

  • データのデジタル化によって会計事務所との連携がよりスムーズに
  • 経理作業の負担減
  • IT導入補助金で顧問先企業と会計事務所の双方にメリット
中堅・中小企業向け
MJSLINK DX

中堅・中小企業向けERP

エムジェイエスリンク ディーエックス

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。

新機能「AI仕訳」により仕訳作成が自動化。業務の効率化を図ることができます。
多彩なシステム構成、オプション群の他、特有の会計処理を必要とする建設工事業や医療業などには業種別のソリューションもラインアップ。

  • ERP
  • 財務・会計
  • 給与・人事
  • 販売管理
  • 資産管理
  • ワークフロー
  • オンプレ/クラウド
導入の背景

会計事務所との連携をよりスムーズに

1957年に、現代表の濱野啓子氏の義両親がコンタクトレンズ専門眼科を開業したのが始まりの株式会社ハマノコンタクト。コンタクトを主軸とすることに決めたのは、創業者がイギリスで見たコンタクトレンズに感銘を受けたことがきっかけだった。コンタクトレンズはこの半世紀余りの間に研究開発、改良されてきた。「良いものがいっぱいできているが、またさらに良いものもできてくる。そういうものをいち早く、みなさまに紹介して、コンタクトレンズを使う日常生活がより豊かになるようにしていきたい」と濱野氏は語る。創業者の先見の明によって築かれた現在に甘んじることなく、その遺志を受け継ぎ、より良いものを勧める努力を怠らない。

「創業者の義父は、コンピューター好きだった」とも濱野氏は語る。それもあって、同社では「患者さまがどの診療所へ行っても、そのデータがわかっていなければならない」と、早くからデータ連動の重要性に着目。独自のシステムを構築し、長年にわたり使用してきた。このシステムは、ニーズにあわせて改良を重ね、今も進化を続けている。しかし、会計・給与システムに関しては、より高い利便性が必要になった。そこで現在は、経理事務部門にミロク情報サービス(以下、MJS)の「MJSLINK NX-Plus」を導入している。

導入へ至った理由の一つには、それまでは会計事務所とのデータのやりとりが書面であったため、その連携をスムーズにしたかったということがある。「会計事務所でMJSの製品を使っていたのが大きかった」。そう語るのは経理課長の吉井氏だ。「弊社は店舗が3カ所あり、売上の管理などが複雑なのです。そこでMJSの担当の方が知恵を絞って、MJS製品とうまく連携して使えるよう、カスタマイズしてくれました。検索機能もありますし、ユーザーインターフェースの自由度も向上して、これまでのシステムと同等の使い勝手は保ちつつ、今まで以上に便利になりました」。

導入のポイント

きめ細かなサポートでIT導入補助金を

ソフトを導入するタイミングでは、MJSよりIT導入補助金を紹介された。導入を予定していた「MJSLINK NX-Plus」は、ITツールであることを聞き、申請に踏み切った。補助金の申請にはさまざまな条件の他に、「おもてなし規格認証」を取得するなどの加点条件もある。初めてのことで難解なことも多かったが、MJSの担当者のサポートもあって申請に至り、採択が下りることとなった。

吉井氏は「生産性向上計画の作り方や取得する規格など、わからないことも多かったです」と当時をふり返る。そして自らの経験から、今後IT導入補助金を検討しているような企業にも、その種類を選ぶ段階からきちんとメーカーと相談していくことを勧める。「IT導入補助金はタイミングが合わないともらえないですし、その製品が該当しているかなどのいろいろな条件もあります。数ある補助金の中から、自分たちに合うものを探すのも難しいことです。まずはパートナーとなる企業とよく相談して、教えてもらった方がいいですね」(吉井氏)。

情報のデータ化で時間削減と正確さ向上

「MJSLINK NX-Plus」の便利なポイントは、特に仕訳入力での複数起票だという。それまではできなかった同一会社同一年度での複数の起票が、「MJSLINK NX-Plus」で可能となった。以前まで使用していたものでは、元帳や残高を見つつ仕訳も見なければならなかったため、何度も切り替えなければならなかったが、導入後はマルチ画面で開けるためとても助かっているという。

また、それまで物理的に移動させていた情報をデータ化できたところも見逃せない。それによって会計事務所に見てほしい仕訳などに、電子付箋でコメントを付けることも容易となった。同じソフトを使っていることでデータのやりとりが容易となり、時間が削減され、正確さも格段に向上した。

濱野氏は「以前からの希望だった複雑で大変な経理の改善は、今回の導入で実現できました。今後は、MJSさんの力を借りながら、より快適なシステム環境を社員に提供できるよう努めていければと思います」と語る。

コンタクトレンズという、多種・多様な規格があり利用者にとっては日常生活に欠かせないものを扱う同社にとって、システムの安定感は重要な問題だ。「より良いものを、いち早く」という信念のもと、同社では今後もさらなる改良を目指していく。

会計事務所との連携

企業だけではない補助金のメリット

ハマノコンタクトのIT導入補助金申請、採択の大きな助力となったのは、顧問の在本茂公認会計士事務所の存在である。大阪を中心として業種を問わずさまざまな顧問先からの信頼を得ている同事務所の強みは、代表である在本茂先生が税理士であると同時に公認会計士であるということだ。「税務について、企業について、監査の目から見ていることが強みです。税理士でもあり公認会計士でもあるので、双方の視点を持っているのです」と在本先生は語る。

同事務所はMJS製品を使用して35年以上となる。現在導入しているのは「ACELINK NX-Pro」と「MJSLINK NX-Plus」の2種類。MJS製品を継続して利用しているのは、その使い勝手の良さが大きな理由だ。

「ACELINK NX-Pro」については、複合入力がやりやすいのが良い点だと評価する。複合処理を使っている顧問先も多いため、業務の時間が圧倒的に短縮されるのだ。「MJSLINK NX-Plus」は監査のために導入している。ハマノコンタクトが同ソフトの導入をする際には、IT導入補助金の申請に協力。前期2年の決算数字や財産数字などの入力を手伝った。また、申請にあたっては、5年間の計画の提出も必要だ。“補助金の導入で削減される時間”などを数値化することが求められ、イレギュラーな事態が起こる可能性や、作業量の偏りなどがある可能性も考慮したうえで、導入後の計画を提出しなければならない。「これらを作るのは大変。しかし、採択されれば、それを補ってあまりあるメリットが手にできます」と在本先生は語る。

IT導入補助金制度は、企業側だけでなく会計事務所にもメリットがある。在本茂公認会計士事務所は、さまざまな業種に対応し、各業界の現状の厳しさなどに精通している。そんな中で、IT導入補助金のような制度があれば、製品導入の提案がしやすくなる。そして導入後には事務所のシステムとの連携も容易になり、そのことが結果として会計事務所のメリットにつながるのだ。

同事務所は今後、税理士法人への移行も視野に入れ、そんな方向性の中、クラウドなども含めミロク製品を活用していきたいと語る。IT導入補助金はそうした展望を後押しする頼もしい制度となるだろう。

IT導入補助金とは

IT導入補助金は、「中小企業・小規模事業者などがITツール(ソフトウエア、サービスなど)を導入する際の経費の一部を補助し、業務効率化・売上アップをサポートする」ことを目的として支給されるもの。業務効率化や売上アップといった経営課題の解決を担うITツールの導入を推進することで、企業の経営力向上・強化を図るためのものだ。対象となるITツールの分野には以下のようなものがあり、その中からコア機能を2つ以上含む複数のツールを組み合わせることが、登録の必要条件となっている。

  1. フロント業務(コミュニケーション、販売、予約、決済など)
  2. ミドル業務(顧客管理、受発注、原価、業務管理など)
  3. バックオフィス業務(財務管理、文書管理、給与など)

「情報処理支援機関(スマートSMEサポーター)」であるMJSが、中小企業のIT化による生産性の向上を、しっかりサポートします。

導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ

中堅・中小企業向け
MJSLINK DX

中堅・中小企業向けERP

エムジェイエスリンク ディーエックス

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。

新機能「AI仕訳」により仕訳作成が自動化。業務の効率化を図ることができます。
多彩なシステム構成、オプション群の他、特有の会計処理を必要とする建設工事業や医療業などには業種別のソリューションもラインアップ。

  • ERP
  • 財務・会計
  • 給与・人事
  • 販売管理
  • 資産管理
  • ワークフロー
  • オンプレ/クラウド

ハマノコンタクト 店舗ご紹介

ハマノコンタクト 阪急三番街2階

  • 大阪市北区芝田1-1-3
  • TEL. 06-6372-1600
  • 営業時間:11:00 ~ 14:00、15:00 ~ 20:00
    (土日祝は10:00 ~ 13:00、14:00 ~ 18:00)
  • 休業日:阪急三番街休業日

ハマノコンタクト 阪急グランドビル22階(32番街)

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  • TEL.06-6315-6500
  • 営業時間:10:00 ~ 13:00、14:00 ~ 18:00
  • 休業日:日曜

ハマノコンタクト なんばCITY2階

  • 大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY 本館2階
  • TEL. 06-6633-2200
  • 営業時間:12:00 ~ 14:00、15:00 ~ 20:00
    (土日祝は10:00 ~ 13:00、14:00 ~ 18:00)
  • 休業日:なんばCITY 休業日

顧問会計事務所様データ

在本茂公認会計士事務所
所在地 〒541-0043 大阪市中央区高麗橋4丁目5番12号 テラソマビル3階
代表者 在本 茂
設立 1979年
構成人員 税理士1名、職員3名
主な業務 税務業務、会計業務など

導入企業様のご紹介

株式会社ハマノコンタクト 様
良いものを見極め、良いものを勧めたい

創業62年の老舗。当初は、コンタクトレンズ専門の眼科として開業した。現在、大阪市内に3店舗を構える。「コンタクトレンズで、日常がより豊かになるようにしていきたい」がポリシー。コンタクトレンズを広め、さらにはより使用者が快適に安心して装用できるようにと、研究室も開設した。創業者の遺志を受け継ぎ「しっかり見て、良いものを勧める」というスタンスが売りである。

所在地 530-0012 大阪府大阪市北区芝田1-1-4 阪急ターミナルビル9階
代表者 濱野 啓子
設立 1957年
社員数 59名
主な業務

コンタクトレンズ販売

WEBサイト

https://www.hamanocontact.com

  • 本事例の掲載内容は取材当時のものです。

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