AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。
導入事例
ヨークス株式会社 様
2019年4月8日
手書きベースの経理から「MJS Cloud IaaS」に移行して業務の大幅な効率化を実現
時間や労力を別の業務に割くことで、より企業力もアップ
127名
手袋・ホームソックス・ニット製品・その他繊維製品・雑貨の製造、販売
- 手作業によって生じる手間とコストが膨大
- 既存のサーバーが古く不安定
After:導入後の効果
- 仕訳などの経理業務が効率化
- 過去のデータの迅速な引き出しが可能に
- 運用コストを削減し安全性が向上
手書きの煩雑さの解消と経営分析が課題だった
香川県にある本社のほかに、北海道から九州まで全国に4カ所の営業所を持つヨークス株式会社。1956年の創業以来半世紀以上、手袋の製造販売をメインにさまざまな事業を行ってきた同社が「MJSLINK NX-Plus」の導入を決めたのは、今から1年ほど前のことだ。ミロク情報サービス(以下、MJS)を取引先の銀行に紹介され、長年総務を担当していた責任者が変わるタイミングで「MJSLINK NX-Plus」を導入した。現・総務部部長の馬渕佑一郎氏は、当時の課題について次のように語る。「試算表にしても、会計事務所へ手書きの伝票をまるごと渡して作ってもらっていました。伝票の処理にはそれなりに時間や労力がかかりますし、正確性にも不安があります。加えて、会計事務所の方にかかる負担も大きく、実際、伝票をお渡ししてから試算表が出てくるまで2週間程度はかかっていました。さらに、その内容を見て細かく経営分析ができていないことも大きな課題。そこで、これらの問題を解決してくれるツールを検討したのです」。
そこで同社が導入したのが、全社的な経営情報を直結させるMJSの経営管理システム「MJSLINK NX-Plus」である。
クラウドならではの利点 コスト削減と安全性
長年続けてきたアナログな経理業務を効率化するために導入を決めた「MJSLINK NX-Plus」。その時に同社が選んだのが、「MJS Cloud IaaS」というクラウドサービス型だ。自社のサーバーが老朽化していたため、稼働に不安があったことも理由のひとつ。加えて、導入の手軽さも魅力だ。「このようなシステムを導入するのは初めてでしたが、クラウドサービスということもあり、導入時はすべてをMJSにお任せできたので面倒なことはありませんでした」と馬渕氏は話す。
「MJS Cloud IaaS」なら、社内にわざわざサーバーを設置することもなく、導入のコストや手間を削減できる。物理的なサーバーの場合に生じる、維持やメンテナンス業務といったわずらわしい作業や、経年後のサーバーの買い換えも不要だ。事業所が災害などに見舞われた際も、クラウド上のデータには影響がない。セキュリティー面でも、MJSが各種認証を取得したデータセンターで万全を期して運用されるため、安心して長く使っていけるシステムだ。サポート面も、「クラウドなので、違う場所にいるMJSの担当の方と一緒に同じ画面を見て、操作を教えていただいたり、データを修正してもらったりすることができます」と馬渕氏は語る。
手書きからデータ化で作業効率等が大幅アップ
現在、同社では「MJSLINK NX-Plus」を給与と経費に関する業務で、主に2名で使用している。実際に使ってみて感じたのが、使い勝手の良さによる業務効率の圧倒的な向上だ。数値の入力も手で紙に記入するアナログ方式より、スピーディーかつ正確になった。
「仕訳をする際、その定型を組んで登録しておけば、使う時にすぐ呼び出せる機能も便利です。『この場合は運賃ではなく支払手数料で登録する』といったイレギュラーなケースも多々あるので、この機能があることで助かります」と馬渕氏。今までなら、担当者ごとの独自の仕訳の仕方、または会社独特の仕訳の仕方を定型仕訳の機能によって、これからは誰でも扱えるようになる。「MJSLINK NX-Plus」の便利な機能をいかして作業を効率化することで、「これまで仕訳に割いていた時間や労力を別のことに使えて、他のことへ目を向けていくことが可能になります」と馬渕氏はそのメリットを語る。
効率化という点では、過去データを閲覧する作業も、紙ベースで作業していた頃から劇的に変化した。「例えば過去の仕訳で見たいものがあった場合、これまでは紙の束の中から必要な日付の仕訳伝票を探して引っ張り出すという、非常に面倒な作業を踏まなければなりませんでした。それが『MJSLINK NX-Plus』を導入してからは、日付と必要事項の入力だけで、仕訳をすぐに呼び出せるようになりました。かなり時間と手間の短縮になりますね」と馬渕氏。また、その後で細かく分かれた仕訳の合計値を出すような場合にも、今までは電卓をたたいて算出していたが、現在では簡単な操作で合計値も即座に出してくれる。もちろん、その数値が人力よりも正確なのはいうまでもない。
過去のデータを簡単に、かつ分かりやすく見直せることで、「例えば経費についても、この部分にかかっているんだなとか、ここは抑えられるんじゃないかというポイントが、より分かりやすくなりました」という。その結果、これまで以上に経理への意識が高まったという。
また、経営を進めていくうえではきめ細かく迅速なデータ分析も非常に重要であるが、その点についても同社は経営分析の機能を備えた「MJSLINK NX-Plus」に大きな期待を抱いている。
「これまでは売り上げと経費の関係性など、部門採算性を分析する際も、表計算ソフトに打ち込み直したデータを見比べて検証するぐらいしかできていませんでした。しかし、今は導入からどんどん『MJSLINK NX-Plus』内にデータが蓄積されてきていますし、今後は試算表の分析や、資金繰りのシミュレーションなどに積極的に活用したいと考えています」と馬渕氏は語る。
マイナンバークラウドでさらなる効率化へ
「MJS Cloud IaaS」で新たな経理スタイルをスタートした同社。これまでの紙ベースのやり方では前任者からの引き継ぎも大変だったそうだが、今後はそれがより簡単になるだろうと馬渕氏は話す。
現在の希望は、“各地の営業所で使っている経理システムがそれぞれ違うため、グループ全体で統一をはかり、クラウドのメリットをいかしたタイムラグのない経理処理を推し進めていきたい”ということ。「クラウドの活用は今の時代の流れでもあるので、柔軟に取り入れていかなければいけないと思います」と馬渕氏は語る。
例えば同社では現在、マイナンバー管理システム「MJSマイナンバーCloud」も導入移行中だという。個人の出勤などを記録する同システムは、すでに会計システムと給与システムを連動させている同社にとっては、さらなる効率化につながる。「現在のところは、有給届などを紙に書いて、それが各営業所から本社の総務に届いて、管理をしているという状況です。これが各人の端末から直接休みを打ち込んで、それをリアルタイムで本社にてまとめて管理できる、ということになればかなり効率的になるかと思いますね」と馬渕氏は導入について前向きに語る。
時代の流れに即して、業務効率化のためにはどんどん前向きに新しいものを取り入れていきたいと話す馬渕氏。半世紀以上という長い歴史を誇りながら、創造性に富んだ商品を生み続けている同社ならではの姿勢といえるだろう。
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
中堅・中小企業向けERP
エムジェイエスリンク ディーエックス
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
AI監査支援とAI仕訳で経理業務を効率化!
建設工事業や医療業など業種別のソリューションも用意。
新機能「AI仕訳」により仕訳作成が自動化。業務の効率化を図ることができます。
多彩なシステム構成、オプション群の他、特有の会計処理を必要とする建設工事業や医療業などには業種別のソリューションもラインアップ。
- ERP
- 財務・会計
- 給与・人事
- 販売管理
- 資産管理
- ワークフロー
- オンプレ/クラウド
マイナンバー管理システム
エムジェイエスマイナンバー
安全性の高いマイナンバー管理を実現
自社内のサーバーで運用する「オンプレミス版」、クラウドのサーバーで運用する「クラウド版」、登録・管理を代行する「BPO」の3種類のサービスからお選びいただけます。
- 給与・人事
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
定型仕訳の登録によって作業をルーティン化できる
現在は4クライアントの導入で、総務部内の4画面で見られるようにしています。初めて使う人間でも使いやすい操作性の良さは大変魅力だと思います。特に仕訳の定型を登録しておける機能はとても便利ですね。仕訳作業は、時折イレギュラーが発生しますが、基本的にはルーティンといえます。その点、いろいろな場合に備えて定型をどんどん登録しておけば、効率良く業務を進められます。
サポートにもいきてくるクラウドならではの利点
それまで社内で使っていた古いサーバーだと、調子が悪くなることもあったので、より安全で間違いないクラウド型のサービスを導入しました。導入の手間やコスト削減のメリットだけではなく、サポート時にはMJS の担当者の方と同じ画面を見て、操作を教えてもらったり、データを直してもらったりすることもできました。メンテナンスもすべてお任せしています。
私のイチオシ機能&サービス
業務の無駄を削減できてさらに可能性が広がります。
「MJS Cloud IaaS」の活用で業務効率が大幅に向上しているので、その分、時間や労力を別のことに割けることができます。今後は他の事業所との連携をはじめ、MJS のさまざまなクラウドサービスと連動させ、効率的に給与明細の管理業務なども行えればと考えています。
導入企業様のご紹介
ヨークス株式会社 様
手袋を作って半世紀 国内だけでなく海外展開
香川県で1956年に創業した手袋メーカー。日常使いからファッション性の高い高級手袋までを取り扱う。UV対策手袋や、指先だけを自由に出し入れできる「ユビデル」など、時代のニーズにあった商品を幅広く展開。さらに手袋のほか、トータルファッションメーカーとして、帽子、マフラー、ベルト、ニット製品なども提供する。札幌、東京、大阪、福岡に営業所があり、さらに海外3カ所に工場を、上海に販売会社を持つ。
所在地 | 〒769-2798 香川県東かがわ市湊609番地2 |
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代表者 | 代表取締役 吉田 勤 |
設立 | 昭和31年5月 |
構成人数 | 127名(男性58名、女性69名) |
主な業務 |
手袋、ホームソックス、ニット製品、その他繊維製品、雑貨の製造および販売 |
URL |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。